日本舞踊家で女優としても活躍する藤間爽子さん。
祖母は日本舞踊の家元の藤間紫さんで、2021年に三代目家元を襲名したことでも知られています。
日本舞踊に詳しくない人も、2022年にフジテレビ系で放送されていたのドラマ『ｓｉｌｅｎｔ』でヒロインの親友役を演じた事で、一躍その名を全国に馳せました。
そこでこの記事では、以下についてまとめました。
- 藤間爽子の家系図。
- 藤間爽子と祖母・藤間紫さんとの関係やエピソード。
- 藤間爽子と香川輝彦さんとの関係（血縁関係も）。
- なぜ女優と日本舞踊家の2足の草鞋を履いているのか。
藤間爽子の家系図が華麗なる一族！
何はともあれ、藤間爽子さんの家系図を早速見ていきましょう！
以下が、藤間爽子さんの流派である『紫派藤間流次期家元』と関係の強い一族家系図です。
こうしてみると、祖母の藤間紫さんが凄い方というのはわかるけど、市川家の家系の活躍が目立っていますあね。
まさに華麗なる一族です。
藤間爽子の家系図の主たる家族①祖母は藤間紫
昨日は藤間紫様のお誕生日でしたそうで、おめでとうございました🎊
紫ちゃん（と呼ばせてくれ）の、可愛い可愛いリラックス写真です pic.twitter.com/nD5K1T8Ync
— あちこ (@achiko_movie) March 28, 2023
日本舞踊家・女優・演出家としても活躍した祖母の紫さんは、12歳の時、六世藤間勘十郎さんに入門し、21歳の時、勘十郎さんから「紫」の名を貰い、若くして名取となった偉大なかたです。
私生活では、24歳の時に、藤間勘十郎さんと結婚し、2人の子供（藤間爽子さんの父親の文彦さんと伯母にあたる勘祖さん）が誕生していますが、1985年に勘十郎さんと離婚しています。
そして、16歳年下の市川猿扇さんと2000年に再婚をしました。
市川猿扇さんと紫さんの結婚前の関係は、猿扇さんの師匠にあたる藤間勘十郎さんの妻なので、何とも大人の事情があるということですね。
さてそんな16歳も年下の男性からモテモテだった祖母の紫さんは、藤間爽子さんにとって、どんな人（おばあちゃん）だったのでしょうか。
・小さい頃の祖母は変わった人。
理由は、帝国ホテルに住んでいて、どこに行ってもお弟子さんが付いてくるし、ホテルの部屋でも何人も立ちっぱなしでみんなが見守る中、普通に普通に、祖母と孫の会話をしていたから。
・藤間爽子さんにとって、師匠というより普通のおばあちゃんという感覚だった。
・女優としてのプライドが、孫相手にも並大抵のものではなかった。
6才の時に歌舞伎座で初舞台を踏んだ藤間爽子さんを見た猿翁（紫さんの夫）さんが『この子は才能がある』と褒めたら、祖母の紫さんは「私が爽子の年にはもっと踊れたわ！」とむくれた。
最後の、孫相手にむきになって、大人げないところも、まるで少女みたいでカワイイところなのかもしれませんね。
なお、紫さんは、09年に他界されています。
藤間爽子の家系図の主たる家族②父親
藤間爽子さんの父親は、1970年代に活躍していた元俳優の藤間文彦（ふじま ふみひこ）さんです。
東京都に1951年6月10日に生まれました。
当時のプロフィールに「七光りを利用します。次回作から一本立ちして、まだ母子共演したいです」と書いてあるとおり、1970年に放送されたドラマ『花嫁の父』に母親の藤間紫と共演していました。
『ガッツジュン」では主演を演じ、野球未経験だった事から猛特訓したというエピソードも。
その後、NHK銀河テレビ小説 『それでも私は行く』で主役を演じるなどテレビドラマに出演していましたが、1980年代に俳優業は引退され、母親である紫さんの再婚相手の 市川猿翁さんの所属事務所株式会社おもだかの社長になられたのですが、現在は猿翁さんは抜けているといった情報を見つけました。
藤間爽子の家系図の主たる家族③母親
1956年6月29日に広島県で生まれた母親の島村佳江（しまむら よしえ）さんも、女優として70年代後半から80年代にテレビを中心に活躍していました。
デビュー作は1976年、ATGの映画『金閣寺』で前半は主に文芸映画の出演が多かったようですね。
この方(島村佳江さん)、藤間爽子さんの母親だったのね#誇りの報酬 pic.twitter.com/MI7KWYWebK
— じゃんつばめ (@jantsubame) February 4, 2022
わたしは、島村佳江さんを存じ上げなかったのですが、とっても美人な母親ですね。
1988年代に収録されたディズニー映画メリーポピンズではメリーの吹き替えも担当していて、お声もとても素敵です。
藤間爽子の家系図の主たる家族④兄は元ジャニーズ
この投稿をInstagramで見る
藤間爽子さんのお兄さんの名前は、元ジャニーズJr.で、ユニット名「Tops」のメンバーとして活動されていた藤間貴彦（たかひこ）さんです。
お兄さんは、2006年頃ジャニーズ事務所に所属し、大学進学のために2010年に退所しているようです。
そして現在は、妹の藤間爽子さんと共に、藤間流を受け継ぎ、初代藤間翔（かける）に改名して、流派を守っていかれているようです。
なお、藤間翔という名前の由来は、祖父の市川猿翁さんが名づけ親のようで、
「妹を支えて共に芸道に励む覚悟を示した兄の貴彦には、私の生き様を表す『天翔る心』から、藤間翔（かける）と命名し、初代として名乗らせる事と致しました」
とのこと。
気になる兄弟関係は、藤間爽子さんにとって、とてもやさしい兄のようで、普段からとても仲が良いそうです。
テレビドラマやバラエティ番組で、兄妹共演が見られる日も近いかもしれませんね。
祖父は猿翁
祖母の紫さんの再婚相手で夫の猿翁さんは、かつて三代目猿之助時代にスーパー歌舞伎をつくり出したカリスマ的存在です。
実力で役者を抜擢するなど梨園の構造を改革し『歌舞伎界の革命児』とも言われています。
妻の紫さんが亡くなってからも、現在は、初代藤間翔（かける）に改名しています。
当時の猿翁さんは、世間では怖いというイメージがあったようですが、藤間爽子さんにとっては、小さい頃から、よしよししてくれた優しいお爺ちゃんなのだそうです。
ちなみに、猿翁さんの呼び名は、おじいちゃんではなく「えんちゃん」と呼んでいたというから距離感のない関係であることがわかりました。
また、藤間爽子さんは自分が出演する作品について周囲に出るよ等あまり言わないタイプのようですが、猿翁さんは、自分で見つけては「爽子ガンバレ！」と描いた色紙を送ってくれるそうです。
送ってもらった時は、うれしくて色紙を楽屋に飾っているそうですが、きっと舞台を成功させるお守りになっているのでしょうね。
藤間爽子と香川照之の関係は良好？血縁関係はなし
家系図を見ていただくとお分かりの通り、香川照之さんは猿翁さんの子供です。
そして藤間爽子さんは猿翁さんの孫にあたるので、藤間爽子さんにとって香川さんは叔父にあたります。
しかし、猿翁さんは、紫さんの再婚相手で、藤間爽子さんと猿翁さんに血縁関係がないことから、藤間爽子さんと香川さんの間にも血縁関係はありません。
香川さんと言えば、父親の猿翁さんと長きに渡り絶縁関係だった事でも知られています。
その理由は、父親が別の女性に走り、母親と離婚をした事からと言われています。
そしてその女性が、藤間爽子の祖母、紫さんです。
’65年に、女優の浜木綿子さんと結婚。ところが、すぐに初代紫さんとのW不倫に走ってしまって。それ以来、父子は絶縁状態だったんです」（梨園関係者）
※『週刊女性』編集部
祖父の猿翁さん（香川さんにとって父親）は、藤間紫を襲名する時に、爽子さんに激励していたそうですが、叔父の香川さんはノーコメントを貫いていたそう。
叔父ですし、芸能界の大先輩にあたる立場なので、何かひとことくらいお祝いの言葉があるのかと思ったら、コメントを出されていないのは、やはり母から父を奪った爽子さんの祖母を許せない気持ちが強いのかもしれませんね。
「つまり香川さんと爽子さんとは、言ってみれば叔父と姪にあたる関係です。芸能界の大先輩であり、自身も市川中車として伝統芸能との“二足のわらじ”をはいているわけですから、てっきり香川さんから何かお祝いのコメントくらいは出すものと思っていたんですが、一切なくて」（前出・スポーツ紙記者）
※週刊女性出典
両親のことについて、こればかりは藤間爽子さんには責任はありませんが、香川さんの気持ちもわからなくないですね。
どっちもなんだか可哀そうです。。
 |
こちらも読まれています。 【画像】香川照之の子供は２人！長男・長女の学校や年齢は何歳？息子の市川團子がイケメンと話題 |
 |
関連記事。 香川照之の元妻は元CAで美人！離婚理由や再婚は？結婚歴・離婚歴を時系列でまとめ |
藤間爽子の家系図が華麗なる家族！香川照之と関係は良好？血縁関係も調査！まとめ
今回は、藤間爽子さんの華麗なる一族を紹介すべく、わかりやすい家系図を元に、ご家族のご紹介をさせていただきました。
サラブレッドとして生まれ、責任や重圧が重く感じる事も時にあるかと思いますが、身近に相談しあえる兄がいるからきっと心強いのではないでしょうか。
日本舞踊家としての顔と、女優としての顔、2つの顔を持つことで、藤間爽子さんにとっては、よいバランスが取れているのだと思います。
多忙とは思いますが、これからの活躍もきっと輝かしいものとなることでしょう。
マイベストフォーユーは、今後の応援してまいります。
という事で、最後までお読みいただきありがとうございました。
藤間爽子 プロフィール
生年月日：1994年8月3日
出身地：東京都
出身校：学歴： 青山学院大学文学部比較芸術学科卒業。
幼少より祖母・初世家元藤間紫に師事し、
2021年、三代目藤間紫を襲名。
日本舞踊家・女優として舞台や映像を中心に活動中。
劇団「阿佐ヶ谷スパイダース」に所属。
