医師が選ぶ、臨床以外のお仕事12選・年収・メリットデメリット・やりがい【産業医・公衆衛生医 ・介護老人保健施設・製薬会社勤務他】

臨床以外のお仕事

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こんにちは!

元ドクターエージェントで現在、医療機関にて検診のアドバイザーを行っている、あいです。

先日、以前担当していたドクターから、医師の仕事において、こんな質問を受けました。

「医師の仕事の中で、臨床医以外の仕事には、どのような種類があるのでしょうか?」

「以前から、製薬会社のメディカルドクターという勤務に関心があります。
製薬企業へ転職するには、どうしたらよいでしょうか?」

「結婚してから、ワークライフバランスを意識するようになりました。
臨床医から離れた方が、仕事と家庭との両立ができるのではないかと思っています。
自分に合った職種が見つかるのか不安です。」

一昔前は、ほとんどの医師が、医科大学を卒業した後、臨床医として活躍されてきました。

そして研修が終わる頃に、「これから自分は、臨床医として、このままこの道を行くのか」それとも「自分は研究タイプなのか」と迷い、先生は今日までの道を選んでこられたのですね。

そして、今現在、これまでのキャリアを、これからの生き方にどう生かしていこうかと考えていらっしゃる事と思います。

医師は、『臨床医か研究医の2種類』にカテゴリーされるという時代から変わりました。

今は、技術の進歩や世の中の医療ニーズの高まりから、医師の活躍の場が広がっています
そして、これからも益々広がっていく事でしょう。

それでは、臨床以外の場とは、いったいどのような場があるのでしょうか?

一番オーソドックスなのが、臨床は医療機関で働くか、臨床以外は企業で働くか等が挙げられます。
医療機関と企業とでは、医師のライフスタイルは一変します。

ご自身にとって、どちらにメリットがあるのか、どちらのお給料が高いのかというところも、気になりますよね。

この記事では、各種メリットとお給料の比較含め、先生に合った働き方が見つかるよう、臨床医以外の活躍の場を、それぞれ職種別にご紹介して参ります。

医師が選ぶ、臨床以外のお仕事12選 転職先の探し方

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臨床以外のお仕事の前に、まず臨床医とは何でしょうか?

臨床医とは、「人の病状・病因等を判断するため患者の体を調べ、治療に携わる医師の事」です。

つまり臨床医以外のお仕事とは、上記、いずれかの内容を行わない中での、医師としてのお仕事です。

昨今、臨床医以外の活躍の場が広がった事で、医師のみなさんのキャリアの幅が広がりました。

つまり、これまで以上に適正を見つけやすくなったという事ですね。

臨床医以外の仕事別 年収・業務内容・メリット

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臨床医以外の仕事について、業種別にポイントをご紹介します。

【臨床医以外のお仕事12選】

  • 産業医
  • 公衆衛生医
  • 介護老人保健施設
  • メディカルドクター(製薬会社勤務)
  • 社医(生命保険会社勤務)
  • 医務官(自衛隊の医務官と、外務省の医務官)
  • 法医学者
  • 矯正医官
  • 起業家
  • 弁護士
  • タレント
  • 著述家・作家

臨床医以外のお仕事 産業医

臨床以外のお仕事

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産業医とは、事業場において、労働者が健康で快適な作業環境のもとで仕事が行えるよう、専門的立場から指導・助言を行う医師の事です。

昨今、インターネットの普及によりコミュニケーションのあり方が変わってきた背景や、長時間労働、パワハラなどによる、うつ病といったメンタルヘルスに不調を抱える社員が増加しています。

そのような背景の中、産業医の役割が注目されている為、医師からも非常に人気のお仕事です。

従業員が50人以上いる職場は産業医を選任する必要が労働安全衛生法によって定められています。
中小企業(従業員が50人以上999人以下)の場合は、月1回程度の割合で職場巡視を行う嘱託勤務としての勤務でも大丈夫です。(企業ごとに募集内容は異なります)

 産業医の主な職務内容 ・健康診断
・休職・復職管理
・安全衛生委員会に出席
・環境維持管理
・衛星教育
・労働者の健康障害の原因調査
・再発防止の為の措置
・長時間労働に対する面接指導
・結果に基づく措置
・職場巡視、職場環境の改善のアドバイス
 勤務地 ・企業が定める事業所
 勤務日 ・常勤 週4~5日の求人が多い
・嘱託(非常勤) 月1回~が目安
 年 収 ・常勤 年収1000万~1800円
・嘱託(非常勤) 2万~6万
 メリット ・福利厚生が充実
・ワークライフバランスの充実
・オンオフきっちり
・総務や健康保険組合の社員が業務のフォローをしてくれる
・医師を尊重している社員が多いので親切に対応してもらえる
 求められるスキル ・共感力と傾聴力
・社員とのコミュニケーション能力(面談能力)
 あるとなお可なスキル ・精神保健指定医を取得している喜ばれる
 臨床医との違い ・処方箋、投薬や点滴、予防接種等、医療行為はできない
 産業医になるには ・産業医の養成研修・講習を修了された医師に限る
※詳しくは産業医学振興財団のホームぺージをご覧ください。
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臨床医以外のお仕事 公衆衛生医「医系技官」

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公衆衛生医師は地方公務員ですが、国家公務員の場合は「医系技官」(いけいぎかん)といいます。
「医系技官」は、厚生労働省が2017年に厚生労働省の所掌事務を総括する職として新設した設置されました。

公衆衛生医とは、一言で表現できないようで、日本では、はっきりとした定義がありません。
その為、公衆衛生医の存在は、同じ医師の中でもあまり知られていないようです。

アメリカの公衆衛生学者Winslowによる定義は以下です。

「公衆衛生とは、生活環境衛生の整備、感染症の予防、個人衛生に関する衛生教育、疾病の早期診断と治療のための医療・看護サービスの組織化、および地域のすべての人々に健康保持に必要な生活水準を保証する社会機構の整備を目的とした地域社会の組織的努力を通じて、疾病を予防し、寿命を延ばし、身体的・精神的健康と能率の増進を図る科学であり技術である。」
全国保険所長会より引用

公衆衛生には多くの分野があり、世界中のさまざまな場所で働く医師がいます。
全国の保健所や都道府県庁など地域保健分野で働く医師もその一人で、保健所所長は医師である事が定められています。

これまで、感染症、母子保健、生活習慣病・がん、難病、精神保健福祉、食品や環境などに関する生活衛生、医事・薬事などの分野で取り組みを行ってきました。

加えて近年では、地域包括ケアシステムの推進や健康危機管理への取り組みなど、一つの専門性だけでは解決できない課題に対して、医療や介護・福祉の専門職、地域住民を含む関係者、関係機関等と協働しながら行政の立場から対策を講じていくような仕事に、全国の公衆衛生医師たちが取り組んでいます。
以下、表でまとめました。

 公衆衛生医の主な職務内容 ・仕事内容は働く自治体や勤務先によって様々
以下、抜粋

公衆衛生医の主な職務内容
 都道府県型の保健所での業務

・感染症、母子保健、生活習慣病・がん・難病、精神保健福祉、食品や環境などに関する生活衛生、医事・薬事などの業務

・管内の病院や医師会、市町村、介護や福祉関係機関などの関係機関や団体と連携しながら、地域の救急医療、災害医療、へき地医療、小児科・産科医療体制の整備、健康危機管理体制の整備、地域包括ケアシステムの推進等に関する調整

・地域における健康や医療の課題解決に向けた連携・調整

公衆衛生医の主な職務内容

政令市・中核市型の保健所での業務

・上記に加えて、市町村が実施主体となっている乳幼児健診やワクチン接種などの母子保健事業
・特定健診や特定保健指導などの成人保健事業なども合わせて行う
・保健所長をはじめとした地域保健分野

 医系技官の主な職務内容

<医系技官>
・厚生労働省のなかでも、保健・医療・福祉・労働に関する部局において、その専門知識を発揮する技術系行政官として、事務系行政官とともに厚生労働行政を担っている国家公務員の健康安全対策推進に関する業務
・日本の総合的・基本的な科学技術政策の企画立案
・復興に関する国の施策の企画、調整
・少年院等に収容されている者の保健衛生・医療に関する業務
・救急搬送体制救急救助に関する業務国際保健政策を中心とした国際協力に関する業務
・有害化学物質等の健康影響の調査研究
・環境安全に関する分野公害病患者の救済・予防等の環境保健
・放射線健康管理など大学医学部における医学教育学校保健や健康教育に関する業務など原子力規制庁原子力災害時の緊急初動対応および原子力災害医療自衛隊員の健康管理、防衛医学分野の調査研究・国際交流   など
 勤務地 <公衆衛生医>
・都道府県の場合は保健所や本庁と呼ばれる都道府県庁等
・政令市・中核市の場合は保健所や保健センター、市役所等
<医系技官>
・厚生労働省をはじめとした官公庁や国際機関など国内外を問わず、幅広い部署において活躍
・厚生労働省 本省
・厚生労働省 附属機関
【他 府 省 庁】内閣官房・人事院・内閣府・復興庁・刑務所・総務省[消防庁]・法務省・外務省・環境省・文部科学省・防衛省国際関係機関・関係機関・大学
 勤務日 基本週休2日
 年 収 <公衆衛生医>
年収800万~1000万
<医系技官>
総合職国家公務員採用試験に合格して厚生労働省に採用された行政官と同等のキャリア待遇
例)矯正医官について平均年収 約1,300万円
 求められるスキル ・一般的な医学の知識はもちろんですが、疫学の知識やそれを用いて地域の健康課題を明らかにできる能力

・組織を動かすマネジメント能力

・わかりやすくかつ伝えていくコミュニケーション能力

 メリット やりがい 公衆衛生医 ・子育て中のワークライフバランス
・福利厚生の充実
・プロジェクトに携わり、結果が出た後、達成感を感じる
 メリット やりがい 医系技官 ・ワークライフバランスの充実

・福利厚生の充実医系技官は各部署に1人~数人程の為、決定権が大きく、案が政策として通りやすい為、その点やりがいが大きい

・2年に1回移動があり、国際機関など希望を出せる

 公衆衛生医になるには ・全国保健所協会のHP掲載
 医系技官になるには 厚生労働省のHPより募集 年に2回

臨床医以外のお仕事 介護老人保健施設のお仕事

介護老人保健施設長募集

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介護老人保健施設の常勤医の募集は、そのほとんどが、施設長での募集となります。

施設長としての主なお仕事は、入居希望者の受け入れ可否に関する最終判断、入居者さんの健康管理やリハビリ医師への指示だしです。

比較的状態が安定している入居者さんが多いので、無理なく働ける環境が整っています。

また、医師のスキルや年齢経験問わず、人柄重視での採用を行っている施設が多いです。

老健は、定年後、臨床から離れた医師や、「体力的にそろそろゆったり勤務に変えたい」といった医師からの希望者が多いです。
第二の人生の折り返し地点で、働き方改革をされたい医師に大変人気の求人です。
無理なく働ける環境からも、特にアクセスのよい都心の求人はすぐに埋まってしまいますので、気になる求人が見つかりましたら、早めにエントリーしましょう。

 介護老人保健施設主な職務内容 ・入所者の健康管理
・ご家族との入所前面談
・書類作成(主治医意見書・リハビリ指示・診断書等)
・判定会議、施設内会議
併設クリニックがある施設は、外来も数コマ頼まれる事がある
 勤務地 ・介護老人保健施設
 勤務日 ・週4~5日
 年 収 ・1000万~1300万
(都心から離れる程アップする傾向)
 メリット やりがい ・土日お休み オンオフきっちりのゆったり勤務
・当直はない施設が多い
・オンコールは看取り時だけお願いされるケースもあるが、施設によっては夜間は看護師対応で、先生には、翌朝の対応をお願いされる施設も多い
 求められるスキル ・入居者さん、ご家族、スタッフとの円滑な関係が築けるコミュニケーション能力
・人柄重視
 介護老人施設で働くには 転職エージェントからの紹介
9割の医師が、エージェント経由で転職しています。

臨床医以外のお仕事 メディカルドクター(製薬会社勤務)

メディカルドクター転職 MD求人

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メディカルドクターとは、製薬会社内で働く医師のことです。
主な業務は、臨床開発、市販後安全性評価、市販後調査の3つです。

臨床開発での治験データの解析や厚生労働省に申請する書類の評価、新薬発売後の副作用の調査等を主に行います。

メディカルドクターは、大手企業に所属する事になるので、給与や福利厚生、休日などは、臨床医とは違った意味で安定した処遇や、ライフスタイルになります。

新薬開発の段階から市販後を含むあらゆる段階で、深く業務にコミットする為、日本の医学の発展に貢献できます。

また、臨床医との違いは、臨床医は、目の前の患者さんの命を助ける業務で、メディカルドクターは、新薬の開発を通じて、臨床時では関われない程の、多くの患者さんを助ける事ができる点にやりがいを感じると医師の皆さんがおっしゃっていました。

メディカルドクター主な職務内容 <臨床開発>
・治験で集まったデータの解析や厚生労働省への文書の作成
<市販後安全性評価>
・新薬発売後の副作用の調査
・臨床現場から上がってきた副作用やその他のデータの解析などが主な業務
<メディカルアフェアーズ(市販後調査)>
・新薬が臨床現場において有効に使用できるようにマーケティングができているか調査・改善
・医師の見地からより深い薬品情報を臨床現場に伝える業務
勤務地 ・大手製薬会社
勤務日 ・週4~5日
年 収 ・1200万~1600万
メリット やりがい ・まだ世に出ていない新たな治療法を実際に臨床の場で実用化させ、一人の患者さんだけではなく、多くの患者さんの治療に貢献できる点にやりがいを感じる
・オンオフきっちり勤務
・福利厚生の充実
求められるスキル ・多様な価値観や意見を受け入れつつ合意を形成していく協調性
・幅広い知識が必要であり、常に意欲的に学び、新たな知識を吸収していく姿勢
・英語力
製薬会社で働くには 転職エージェントからの紹介
一般の求人媒体ではなく、医師専門の転職サービスに「非公開求人」として登録されている場合が多い

臨床医以外のお仕事 社医(査定医)

社医 査定医転職

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社医とは、保険会社の査定医、審査医の事で、保険会社に勤務し、生命保険の契約のとき、被保険者の健康状態を診断する医師の事です。

すでに重大な疾患を抱える人が、健康な人と同様の契約をしてしまうと、短期間で保険金や給付金が支払われることになります。
そこで、加入希望者の健康状態を確認したうえで、契約・支払いの判断をする役目が社医(査定医)です。

日本人のおよそ9割の人が生命保険に加入していますので、社医のお仕事の需要は高く、臨床とは違った意味で、たくさんの人の人生に寄り添えるお仕事です。

臨床医との大きな違いは、臨床医が対応するのは、患者さん、社医は、お客様という事になります。
一緒に働く相手も、医療従事者から、営業職、企画職、事務職の人たちとの関わり合いも多くなります。
その為、コミュニケーション能力が必要となります。

社医(査定医)の主な職務内容 保険社医の仕事には「診査」「引受査定」「支払査定」の大きく3つ

①「診査」
・加入希望者に対して、自宅や企業へ往診し、持病の有無や健康状態を確認する業務
②「引受査定」
・加入希望者の人間ドッグ成績表や告知書、健康管理証明書などの「書類」を元に判断

③「支払い査定」
・加入者が亡くなった際、保険金詐欺がないかチェック
・「死亡保険金請求用診断書」の内容確認等

勤務地 生命保険会社
勤務日 週5日
年 収 1200万~1500万
メリット やりがい ・求められる臨床経験は「2~3年以上」としている企業が多いが、臨床医時代の専門領域は問われません

・訴訟リスクがほぼゼロ

・ワークライフバランスの充実

求められるスキル ・往診による診査が業務に含まれる為、フットワークの軽い方が活躍できる
・患者さんではなく、お客様の対応になる為、高いコミュニケーション能力必須
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臨床医以外のお仕事 医務官

医師転職 医務官

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医務官のお仕事は大きく分けると2つです。
自衛隊の医務官と、外務省の医務官とがあります。

自衛隊の医務官は、陸上・海上・航空自衛隊の各衛生部門において、部隊の医療、健康管理指導、予防衛生、環境衛生等の業務に携わります。

防衛医官とは、医師の資格を有する陸・海・空自衛隊幹部自衛官の事です。
防衛省、陸・海・空自衛隊の医官(自衛官)になるためには、防衛省所管の防衛医科大学校を卒業するか、医師の免許を持つ者が防衛省の公募する医科歯科幹部採用試験に合格することが必要となります。Wikipedia引用

外務省医務官は、発展途上国にある大使館あるいは総領事館に勤務します。

主として医務に関する事務に従事したり、現地に勤務する外交官及びその家族の健康管理に当たます。
必要に応じて、現地の医療機関を紹介するコーディネーターのような業務
をします。

医務官は、任地の医師資格がないため、現地で日本人が撃たれたり、病気になっても、医療行為はできません。

外交官の華やかな生活をイメージされる先生もいらっしゃると思いますが、実際は、自分が前面に出ていくような国際貢献の仕事ではなく,裏方として内向きの仕事がメインですので、献身的で価値観が自立されている人に向いたお仕事です。

医務官の主な職務内容 ・医務に関する事務
・現地に勤務する外交官及びその家族の健康管理
・生活指導や労働環境への提言
・防衛医学の実践
・現地医療機関の視察
・現地医療情報の収集と報告
・大規模災害やテロ等の緊急事態への対応
・医療機関のコーディネート
勤務地 在外公館
年 収 HP上では非公開
参考文献:外交官の年収は、1000~3000万円
(参考までに、私が担当していた医務官は、50代後半で1600万円でした)
メリット やりがい 一人で全ての医療事案に対応する為、特に、自立心と責任感の強い方にとっては、仕事に集中できる環境
(専門医の資格を維持するのは難しいケースもあるのでその転を理解した上でチャレンジが望ましい)
求められるスキル 臨床経験10年以上でプライマリ・ケアに対応しうる医師」を条件
産業医としてのスキル
熱帯医学や寄生虫学の知識
公衆衛生学の知識
国際医療協力についての知識
日常会話程度の英語力
医務官になるには ・外務省HPより募集 外務省に採用
・欠員補充に基づくもので,必ずしも定期的に行われるものではない

臨床医以外のお仕事 法医学者

臨床医以外の医師転職

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法医学者とは、事故や事件などを医学的、科学的観点から調査する医師のことです。

つまり、犯罪等によって亡くなった可能性がある方への司法解剖、他にはDNA鑑定を行う仕事です。

法医学者については、一般の人には耳にする機会も少なく、その存在すら知らないという人もいらっしゃると思います。

法医学者でイメージし易いといえば、記憶に新しいのが、2018年に放映されたドラマ『アンナチュラル』です。

石原さとみさん演じる法医解剖医が主人公のドラマで、不自然な死を遂げた遺体が運び込まれる「不自然死究明研究所」のスペシャリストたちの活躍を描くミステリーです。

実際に、法医学者の人数は少なく、日本全体でわずか140名の医師が活躍されています。
そして、その多くが女性医師だそうです。

法医学者を志望している方が少ない事もあり、医師不足の背景からも、日本の不自然死(アンナチュラル・デス)の8割以上が、解剖されないまま火葬されています。

これからの法医学者の先生方のご活躍を応援します。
以下まとめです。

法医学者の主な職務内容 ・事件・犯罪性が疑われる死体の死因などを解明する司法解剖
・身元確認や伝染病予防などを目的とした行政解剖
・医師の承諾によって行う承諾解剖
・個人を識別するためのDNA鑑定
・血縁関係の有無を確認する親子鑑定
・血液型鑑定
・精神鑑定
・本人認証
勤務地 大学院の法医学教室や研究機関
年 収 年収は800万円~900万円程度
メリット やりがい ・日本の死因究明を変えていく原動力となれることにやりがいを感じる
・事件性が見逃されて、病気で亡くなったと思われていたものが、実は外傷によるものだったというような事実があきらかになった時に達成感を得る
きついこと ・腐敗した臭い
・感染症に注意が必要
・殺人の画像を何度も見る等、気分がよくない事もある
求められるスキル ・鋭い観察力、公正な判断力
・法医学の専門的な知識、技能
法医学者になるには ・研修生として医科大学院の法医学教室にて学んだ後、法医認定医資格試験や死体解剖認定医資格認定試験の合格が必要

臨床医以外のお仕事 矯正医官

臨床医外 医師転職

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矯正医官とは、矯正施設において行われる再犯・再非行防止のための各種教育や改善指導,職業訓練を行う医師の事です。

矯正医官の最大の魅力は、国家公務員の医師の中でも、兼業の特例が認められています

勤務時間の内外を問わず,報酬を得ながら、外部医療機関等で診療を内容とする兼業を行うことができ、施設への出勤日を週2日とすることも可能です。

矯正医官の主な職務内容 ・矯正施設において行われる再犯・再非行防止のための各種教育や改善指導
・職業訓練
・被収容者の適切な健康管理
・被収容者の社会生活に適応させるために必要な生活指導及び職業補導
・更生の妨げとなる心身の障害に対する医療
勤務地

・刑事施設 (刑務所,少年刑務所,拘置所)
・少年院
・少年鑑別所
・婦人補導院

勤務日 フレックスタイム制により,柔軟な勤務時間配分が可能
年収 平均1300万
メリット やりがい ・国家公務員の為、各種手当が充実
・報酬を得て外部医療機関等で診療を内容とする兼業を行うことが可能
・希望により,施設に隣接する宿舎に無料で入居
・犯罪を犯してしまった受刑者や少年達が自立更生する為の社会貢献ができる
・子供たちが成長し、改善・更生していく姿を見ることができるところにこの仕事のやりがいを感じる
求められるスキル 本当の状況を見抜く能力
デメリット 医療設備が不足するためにスキルアップができない
矯正医官になるには 矯正医官の求人は、医師専門の転職エージェントより紹介しています。
非公開求人となりますので、まず転職サイトに登録が必要です。

臨床医以外のお仕事 起業家、弁護士、タレント、著述家

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医師の臨床以外のお仕事の中で、起業家、弁護士、タレント、著述家には共通点があります。

それは、どこを軸に置いて働くのかという点です。
さまざまな働き方があり、医師としての仕事を軸に置くのか、それとも、もう一方の面を軸に置いてお仕事をされるのかの2パターンです。

わたしの友人は、起業家としての顔をメインに持ち、たった10年で上場し、今や億万長者になりながらも、現役医師の顔はずっと維持されています。

そこが、成功の秘訣なのだと思います。

大変忙しい起業家ドクターでも、非常勤という形で医師としてのスキルを維持する事ができますので、これから起業を考えているドクターは、医師としてのスキルを維持する為に、また人生の引き出しを持っておくために、週1コマでもよいので、臨床はやっておかれる事をオススメします。

もちろんメインが常勤医で、弁護士、タレント、著述家をされている方は、社会貢献の一環としての意味合いが強いと思いますが、後者に軸をおかれたいのでしたら、ぜひ頭の隙間においておかれてくださいね。
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臨床医以外のお仕事を探してみる・相談してみる

臨床医以外の求人は、残念ながら、臨床の求人に比べて圧倒的に求人数が少ない傾向にあります。

自分にマッチしたよい求人に出会うには、臨床医以外の求人を持っているエージェントや転職サイトに登録する事がベストです。

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代表取締役の石見社長が医師なので、医師の気持ちのわかる転職支援を行っています。

医師専用コミュニティサイト「MedPeer」の運営、その他関連事業や医師向け臨床およびキャリア支援事業、企業向けマーケティング支援および広告・リサーチ事業等を手掛け、医業において特化しています。
医師の3分の1がメドピアさんに登録している程、今は医療業界になくてはならない企業のひとつですね。

代表取締役の石見社長は、ほんの数年で上場した実業家でありながら、現在も医師を続けている為、医師が使いやすいコンテンツを常に考えて提供しているため、非常にオススメの転職サイトです。

転職支援会社一括支援サービスも行っている為、複数の会社の転職サイトのお勧め求人に出会いやすい点も、私がお勧めするポイントになります。

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16拠点もあるので、各地で地の利があるエージェントが対応しているから、各施設への交流も厚く、事務長さんと懇意になると内部事情も教えてくれるので、きっと民間医局さんにしかない情報も持ち得ているのではと思いますよ。

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【医局を辞めたい・病院辞めたい】臨床医以外のお仕事 まとめ

医師が選ぶ、臨床以外のお仕事についてご紹介いたしました。

医師は、医大を卒業すると、ほとんどの方が医師(臨床医や大学での研究医)の道へ進まれます。
しかし、臨床も研究も向いていない人は、かならずいらっしゃいます。

そうなると、「自分はなんて、不甲斐ないんだろう」とか、みんなと比べて敷かれたレールを歩きたくない自分を卑下してしまう事もあるかもしれません。

でも、そんなことないのです。
医師も一般のみなさんと同じく、職業を選べますし、思った以上に選択肢は広いのです。

医師免許という武器を、引き出しを持ちつつ、これからの時代を、貴方のやりたい!楽しい!を軸に仕事の選択をされてください。

この記事が、先生方の職業選択のヒントなれると嬉しいです。