不動の名作、ジェームズ・キャメロン監督が手掛け、全世界が涙した不朽のラブストーリー江映画『タイタニック』。
レオナルド・ディカプリオ演じる「ジャック」と ケイト・ウィンスレット演じる「ローズ」が身分違いの恋に落ちる、美しくも切ないラブストーリーで、壮大なスケールに多くの人が魅了されました。
日本歴代洋画興収No.1、そしてアカデミー賞歴代最多受賞するといった快挙をなしとげ、多くの人の記憶に残っている作品ですね。
初上映されてから25年以上経過した現在も、「今まで観た映画の中で一番好きな映画」のタイトルに『タイタニック』と答える人も多いくらい、これまで感じたことのない世界観と「愛」と言う深いテーマに考えさせられるものがあります。
そして、映画を観終わって多くの人が考える事が、「ローズやジャックは実在する人物なのか?」もし実在するなら「モデルは誰なのか?」ということではないでしょうか。
そこで今回は、映画「タイタニック」の実在する人物について調査してみました。
過去にタイタニックを観た事がある人も、意外と知らなかった撮影秘話エピソードもあったので、まとめました。
ぜひ最後まで楽しんでくださいね。
映画タイタニックは実話?どうやってリアルに船を再現できたのか
映画『タイタニック』は、20世紀初めに作られたイギリス船籍のオーシャン・ライナーであるタイタニック号の処女航海をモデルにした作品です。
沈没した豪華客船タイタニック号に、若い頃から魅了されていたジェームズ・キャメロン監督が、1992年のドキュメンタリー作品『TITANICA』に衝撃を受け、映画化しました。
結論から先にお伝えしますと、タイタニックが実話か実話ではないかについては、半分が実話で、半分が物語と言うのが正解に近いのではないでしょうか。
映画タイタニックは、元々はキャメロン監督が、「タイタニック号でロミオとジュリエットをやる!」というコンセプトからスタートしています。
そして「実際に海底のタイタニックを撮影する!」ということを最初にこだわり、海底4000mに眠るタイタニック号の撮影に膨大な時間と費用を掛けたそうです。
深海に眠るタイタニックへ行くには、片道10時間以上かかるのですが、24回もカメラが向かっったというからその情熱に脱帽です。
映画は、ストーリ―だけでなく、デッキチェアやじゅうたん、調度品に至るまで、忠実に再現されていますが、それは、キャメロン監督が初めて海底に沈む、実物のタイタニックを目の当たりにし、可能な限り史実に再現したいと強く思ったことからでした。
映画タイタニックのローズやジャックは実在する?
ローズのモデルとなった人物は誰?現在は?
ローズは実在はしませんが、ローズのキャラクターとなるモデル的人物がいるとも言われています。
その人物とは、アメリカの芸術家ベアトリス・ウッドなのだそうです。
サンフランシスコの裕福な不動産業者の家庭に生まれたベアトリス・ウッド。
両親の求める教育と合わず、芸術を好んだベアトリス・ウッドは17歳時に、パリの私立美術学校で絵画を学び、劇団に入って演劇やダンスを好んで生活をしていました。
1920年代は「ダダイズムの母」と呼ばれ、絵画や演劇、陶芸などの芸術作品を通じて自らの思想を表現されています。
裕福でも鳥籠のような生活を嫌い、自由になりたいと望んだローズ。
20世紀を自由奔放に生きた女性芸術家として知られているベアトリス・ウッドの生き様が、このローズのイメージにぴったりだったんかもしれませんね。
一方で、ローズのモデルが実在のアクション女優であるパール・ホワイトではないかという説もあります。
これは、1998年に刊行された書籍「タイタニック99 魅力と秘密 」でに掲載されていてるのですが、「ローズはあくまで私の想像上の人物で、さまざまな架空の要素から練り上げたものだ」とキャメロン監督が言っていたという説もあるので、おそらく、モデルがしっかりいるというわけではなく、最後にキャメロン監督が言っているように、色々な人物の要素が合わさり、キャメロン監督が創造を膨らませて描いた人物と言うのが、ローズなのではないでしょうか。
2023年に25年ぶりに、高画質になって再演され又話題となっていますので、新たに、キャメロン監督がローズやジャックについて語られましたら追記していきたいと思います。
タイタニックで実在する人物の愛のストーリーが泣ける
この老夫婦が忘れられない#タイタニック pic.twitter.com/wxZltyxLPU
— 推尊 (@2Sudanana) May 7, 2021
ジャックとローズの愛の物語はフィクションでしたが、映画タイタニックには実際に実在した人物も何人か登場しています。
船が沈んでいく時に、脱出する事を諦めベッドの上で2人ピッタリ手を握り合い最後を迎えよる覚悟をした老夫婦に涙しました。
この人物こそ、実際に実在する人物なのです。
こちらの老夫婦は、米百貨店メイシーズの経営者のイジドー・ストラウスと妻のアイダ・ストラウス夫妻です。
映画のストーリー通り、沈没していく船から脱出するための救命ボートは、ファーストクラスの乗客からだったので、この夫妻は、救命ボートにのることはできたものの、正義感が強く紳士的な夫のイジドーは、『女性や子供たちが全員無事に脱出するまでは乗ることができません』と言い、自ら拒否したそうです。
それを聞いた妻も、「あなたがボートに乗らないなら、私も乗らないわ」と言って救命ボートから降り、その半生を共に終えたようです。
そして自分が着ていた毛皮の温かいコートをメイドに着せてあげ、
『これはもういらないわ。だからあなたが着てもらいたい。救命ボートに乗り、救出されるまでは体を暖かくしてくれると思うわ』
と言ったそうです。
映画では、祈るようにベッドに横たわっていますが、実際は、デッキの上で突然の大波に襲われ、2人は海に投げ出されながらも「最後まで抱き合っていた」と目撃した人が言っていたそうです。
ノンフィクションと知るとより涙なしには見れないシーンとなりましたね。
知ってる?タイタニック秘話
タイタニックには数々の名シーンがありますが、多くの人が印象に残っているシーンの1つに、レオナルドディカプリオ演じるジャックが、肖像画のローズを描くシーンではないでしょうか。
ローズの胸元には、きらりとペンダントが光り、ジャックの美しい手元が映し出されるシーン・・・
ん?ディカプリオの手じゃない?!?!
なんと、ローズの肖像画を実際に描いたのは、なんとジェームスキャメロン監督だったようです。
これはローズを演じたケイトが、アメリカのトーク番組『The Late Show』で実際に明かした事で判明したようです。
当時、ケイトは水着を着て、ポーズをとり、監督が描いたそうです。
なんか照れちゃいそうですね。
また、数々のトリビアがあるタイタニックですが、割とアドリブも多いそうで、2007年に雑誌「プレミア」が選出した「名セリフ100」の4位に選ばれたレオナルドディカプリオ演じるジャックが発したこのセリフ「世界は俺のものだ!(I’m the king of the world!)」は、なんとアドリブなのだそうです。
ポーカーの賭けで勝ち、タイタニックのチケットを手に入れたジャックが、船首で叫ぶシーン。
圧巻です。
ちなみに、ローズの肖像画を描くシーンで、ヌードになったローズをソファーにと誘導するところを間違えて「ベッドに」と言ってしまった後に「ソファーに」と言い換えているのも実はNGシーンになるところですが、監督が気に入ってそのまま使っているそうですよ。
動画が見つからなかったので、こちらの動画を代わりに添付させていただきました。
ローズ役が、気のせいかちょっとおかしいような気がするのですが、ジャックのセリフだけ参考までにどうぞ。
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タイタニックのローズとジャックは実在した実話?モデルとなった人物の愛の物語に泣ける まとめ
今回は、タイタニックの再演を記念して、気になる点を改めて調べるのと同時に、知って嬉しかった秘話をご紹介しました。
では、今回のまとめです。
・ローズとジャックが実在しない、キャメロン監督の想像の人物。
・忠実にタイタニックを再現したいという思いと、タイタニックのロミオとジュリエットを作りたかったという思いから生まれた2人だった。
・実在する人物も数名いる中で、抱き合いながら最後を迎えて老夫婦への敬意と涙が止まらない。
2023年に改めてタイタニックが劇場に帰ってきて、うれしいですね。
やっぱりテレビで見るのと、映画館のスクリーンで見るのとでは、感動が違います。
25年ぶりということは、2023年で25歳以下の人は映画館で観た事画ないという事ですよね。
きっとz世代も、みてよかった!と思われるでしょう。
当時のレオ様と言ったら、空前絶後のイケメンだと思っていましたが、改めて若い世代のファンが増えるかもしれませんね。
それでは、また次回の記事で会いましょう♡
最後までお読みいただきありがとうございました。