「海の声」は桐谷健太さんの大ヒット曲で、auのCMで披露してから大きな話題となりましたね。
三線の音色が心に響き、沖縄を代表する歌の1つになっています。
しかし、沖縄出身ではない桐谷健太さんがなぜ沖縄のイメージが定着する「海の声」を歌っているのでしょうか。
そこで今回は、名曲「海の声」にまつわる様々な疑問についてまとめました。
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桐谷健太(きりたにけんた)
桐谷健太は「海の声」で歌手としてもブレイク!
俳優としてブレイクしてきた桐谷健太さんが、歌手としても注目されたのは2015年のこと。
テレビCMのau三太郎シリーズ・浦島太郎名義で歌った「海の声」で、飾らない魂のこころを込めた歌声が多くの人の心に響きました。
沖縄が舞台の名曲「海の声」ですが、桐谷健太さんの出身地は、沖縄ではなく、大阪です。
沖縄とは縁もゆかりもないご出身なんですよね。
- 第49回日本有線大賞 特別賞『海の声』(2016年
- 第58回日本レコード大賞 優秀作品賞『海の声』(2016年)
- JOYSOUND BEST KARAOKE OF THE YEAR 2016『海の声』(2016年)
- NexTone Award 2017 Bronze Medal『海の声』(2017年)
桐谷健太は沖縄出身じゃないのになぜ「海の歌」を歌っているのか。
桐谷健太さんと「海の歌」の縁は、三線とCMの浦島太郎役が結びつけてくれたことです。
もともと趣味で三線をやっていたのですが、仕事用ではなく、あくまで好きだからだったそう。
「せっかくだから何か、沖縄の映画などで弾けるシーンがあったらいいなあ」くらいは思った事があったものの、あくまで趣味で弾いていたそうです。
そんな中、番組で桐谷健太さんが三線を弾いているのを観たauのCMプランナーの方が、
「じゃあ、浦ちゃんに三線と歌で歌ってもらえたらいいな」
というところから始まって、ヒットしたようです。
まさに、生みの親はそのCMプランナーの方と言っても過言ではないでしょう。
CMのシーンの話が来た時には、単純に「こんな感じで歌える時が来たんや」とうれしいかったそうですが、まさか配信されたり、歌手としてブレイクするとは思ってなかったそうです。
沖縄との縁はある
沖縄出身ではないものの桐谷健太さんは沖縄との縁があると語っています。
本当に縁があるんですよ。初めて沖縄に来たのは中学生の時で、降り立って風を浴びた瞬間に「懐かしい」と思っちゃったんです。そこからすごく沖縄が大好き。だから三線を買って、趣味で弾いてました。
出典:琉球新報デジタル
桐谷健太さんは、中学生の時に初めて沖縄を訪れてから沖縄が大好きになり、以降たびたび訪れているのだとか。
ある時、大阪の実家の近所を母親と歩いていたら、三線の音色が聴こえてきて、バッと見たら、三線屋があったそうです。
大阪にあまりない、三線屋に縁を感じたようですね。
そこで初めて三線を買い、以降度々テレビで披露している三線は、その時買ったものだそうです。
三線が桐谷健太さんと沖縄の縁を確固たるものにしてくれたのでしょう。
沖縄出身じゃない桐谷健太が沖縄で非難されない理由
沖縄出身じゃないアーティストで沖縄の曲を歌っている人といえば、ザ・ブームのヒット曲「島唄」を作詞作曲した宮沢和史さんではないでしょうか。
今の若い世代には、息子さんで俳優の宮沢氷魚さんの父親と言った方が、ピンとくるかもしれませんね。
宮沢和史さんは長年、沖縄の人から受け入れられなかった経験があります。
宮沢:ウチナーンチュ(沖縄生まれの人)ではない山梨出身の僕が、戦争体験もしていないのに、沖縄の戦争についての歌を、三線を持って歌うというチグハグさ。僕がそんなことをしていいのかと、世間に発表してもいいのか、ずいぶん悩んだんですが、当時出会った喜納昌吉さんが「僕らもヤマト(日本本土)に行くから、きみもこっちに来い。魂をとらえていたら、それはもう真似ではないから」と言ってくれたんです。
—素敵な方ですね。
宮沢:嬉しかったです。ただ、正直あそこまでヒットするとは思ってもみませんでした。多くの人が、「沖縄の誇りだよ」とか「三線を世に広めてくれてありがとう」とか言ってくれたんですが、「沖縄人でないくせに琉球音階を使うな」というようなバッシングも多かった。相当落ち込んだりもしましたよ。
出典:RQ
「沖縄人でないくせに琉球音階を使うな」と言われたら、そりゃあ辛かったでしょうね。
そりゃ受け入れられるよね。
ちなみに作詞は、au三太郎シリーズCMプランナーの篠原誠さんだそうです。
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歌手活動についてどう思っているのか
桐谷健太さんは俳優が歌ってもいいし、歌手が俳優をやってもいいと、ラフに、そしてフレキシブルな感覚をお持ちの方のようです。
好きなら、線引きする必要がないと言っています。
音楽好きやったら別にええやんっていう。単純に、どっからが役者でどっからがアーティストって線引きする必要もないし。人間なんだから、演技する瞬間も役者でなかろうがあるだろうし、いろんな人もいるし、誰だって歌いたい時もあるんだから。
役者が歌手として出るのは、例えば後ろめたいとか、怖いとか、アウェイであったりとか思うかもしれないけど、「いや関係ない」みたいな。好きやもん、音楽。んで、芝居も好きやし。で、音楽好きなやつらが集まってるなら、それでええやん、みたいな。だからメチャメチャ普通に堂々と、僕は出てますけど。
歌が出た時には、「ミュージックステーション」に6回も登場した事もあった桐谷健太さん。
歌手が本業の人でも、これは多い出演回数だったのではないでしょうか。
歌手としてヒットしたからと言って、歌手人生でどうこうしていこうとは考えてなく、単純に音楽を楽しみたいと言っていましたよ。
歌をやらせてもらえるなら新しい挑戦もしていきたいし、俳優に集中する時期があってもいいし、とにかく楽しみ歓びを感じながらやっていきたいとのこと。
需要がある事を、どんどん楽しみながら挑戦していきたいという事なのではないでしょうか。
桐谷健太の歌唱力は?
2017年に日刊大衆さんが「歌がうまいと思う男性俳優」を10代から70代までの男女100人に聞いてみたところ、見事2位にランクインしていた桐谷健太さん。
SNSでは、賛否両論ありますが、多くの人が、桐谷健太さんは歌が上手いと思っているようです。
僕が僕であるために〜♪ 桐谷健太歌上手いな〜!!本当いい声してる!!
出典:x
桐谷健太、歌上手いはBECKのときから知ってたよ。
出典:x
専門家がどう思っているのか等、あまり聞いたことはないですが、桐谷健太さんの歌唱力は、多方面で評価されている事は間違いありません。
というのも、『海の声』を初披露した翌年の2016年5月には、第83回東京優駿日本ダービーにて13万人の前で国歌独唱の大役をまかされたほどの実力です。
ちなみに、私個人が感じた事は、桐谷健太さんの歌唱力がうんぬんと言うよりも、魂を込めた歌声が、心に響いてくると感じました。
何よりも、そこが歌い手に必要な要素ではないでしょうか。
だから桐谷健太さんの歌声は、多くの人の心を動かず事が出来るのでしょう。
なお、桐谷健太さんが歌が好きになったきっかけは、生い立ちが影響しているようです。
家族が音楽好きで、なんと父親はシャンソンを歌い、母親と兄はアコースティックギターを弾きながら家族で歌う環境で育ったそうです。
まとめ【桐谷健太】なぜ沖縄の歌?大阪が出身地なのに沖縄との縁を解説!
今回は、大阪出身の桐谷健太さんが、なぜ沖縄の歌を歌っているのか、沖縄との縁についてご紹介しました。
・桐谷健太さんが沖縄の歌を歌っている理由は、もともと三線をやっていたことを知ったauのCMプランナーの方が、浦島太郎に歌わせようと、CMで器用したこと。
・桐谷健太さんの歌唱力は高く評価されている。
・沖縄出身ではないけど、沖縄の人からバッシングを受けない理由は、作曲がBEGINの島袋優さんだからではないか。
また、三線を使った曲を歌ってほしいですね!
これからの俳優としての活躍と歌手としての活躍を応援しています。
という事で、最後までお読みいただきありがとうございます。
この記事が、あなたのちょっと知りたいのお役に立てていたら嬉しいです。
生年月日: 1980年2月4日
身長:181cm
出身地: 大阪府大阪市北区天神橋6丁目出身
学歴: 大阪府立桜塚高校 駒澤大学中退
職業: 俳優、シンガーソングライター、
活動期間: 2002年 –
所属バンド: ホットロード