もし僕が民間の病院で働いたら、いったいどのくらいお給料はもらえるのだろうか?』
こういった疑問についてお答えいたします。
こんにちは!私は、元エージェントで、現在医療機関側でメディカルアドバイザーをしている「あい」です。
エージェント時代に多かった、医師の転職希望の1位は、お給料アップでした。
今回は、医師のお給料アップについて、実際の経験談からお答えいたします。
医師・ドクターの年収はスキルによって違う?!
そして年齢別、診療科別、そしてエージェントの腕によっても実は変わってきます。
先生のスキルがどうだ~とかよりも、病院毎の基準によって差があるというのが、結論ですが、中でも交渉によって100万200万の差出てくることもあります。
ちなみに、私のエージェント時代は、事務長にかけあい、先生方のお給料アップのお手伝いをさせていただくのが得意でした。
懇意にしている事務長へは、お願いしやすく「うちは慈善事業じゃないんだから~」と言われましたが、上手に先生の魅力を伝えると、お給料アップは、不可能ではないのです。
私のお願い上手だけではなく、その前に、担当していた先生のお人柄が素晴らしかった事が、最大のポイントでもありますので、相性のよいエージェントに担当をしてもらうとよいと思います。
【医師・ドクターの年収】年齢別、医療機関別、平均年収調べ
あまり大きな声では言えませんが、私の給料より倍くらい多いです(;^_^A羨ましい・・・
厚生労働省のホームページに、平成30年賃金構造基本統計調査の結果が出ていたので、ご紹介いたします。
様々な職種があって、きっと見えにくいと思いますので、医師を抜粋して以下に表を作りました。
<平成30年賃金構造基本統計調査 医師抜粋>
わかりやすいようにと、一生懸命作ったのですが、これでは見えませんね(;^_^A
というわけで、上記表と同じものをご用意しました。
こちらをご覧ください→賃金構造基本統計調査 医師抜粋
世代別でも差がありますが、男女との性別でも差がありますね。
例えば、30代後半から40代前半の数字を見てみましょう。
規模が1000名以上の病院の年収は、1000万~1200万円、規模が100名~999名は、1600万~1800万円でした。
(規模10~99名は表に数字が出ていないところが多く今回省きました。念の為出ているところだけの表はこちら→医師年代別、規模別お給料抜粋)
つまり、規模が1000人以上とは明らかに大学病院などの医局、規模が100名~999名は民間が主に入っていると思われます。
厚生労働省が発表した賃金の通り、民間の病院へ行くとお給料はアップするケースが多いのは事実です。
しかし、大学の良さもたくさんあります。
研究をするならやはり、大学がベストですし、高精度な設備が整っているので、最先端医療に携わる事ができますし、最先端の症例や経験値が増えます。
医局と民間の双方にメリットがあるので、ご自身の一番比重を置きたい点で、職場を選ばれるとよいでしょう。
【医師の年収】あなたのお給料、他ではいくら?
週4日勤務で1200万円~1500万円
週5日勤務で1500万~1800万円(当直月2回くらい)がベースになると思います。
幅は、経験値であったり、専門医の有無であったり、訪問診療が可能な勤務はお給料が高めの傾向にあります。
民間病院は、当直は月2回くらいのところが多い傾向にありますが、月4回行ってくださる先生へもお給料アップが望めるようです。
そこから算出されると、貴方のお給料はどのくらいをイメージできそうですか。
【医師・ドクターの年収】平均より自分の希望の給料が高い時はどうしたらよい?
先生方の希望に近づけるよう、エージェントがお手伝いしてくださいますので、そこはお給料交渉の得意なエージェントにお任せして大丈夫です。
よいエージェントというのは、依頼された先生と、病院側の両方の希望を叶える事です。
時に、大きく乖離している条件をおっしゃる方もいらっしゃいますので、そこは双方の希望を近づける作業が必要です。
そして、わかりやすく納得できるよう近づけてくれるのが、よいエージェントです。
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【医師・ドクターの年収】おすすめドクターエージェントと転職サイトの上手な活用方法
はっきり申し上げますと、3社~5社くらい登録される事をオススメします。
医師の皆さんにお聞きすると多くの方が、3社程お願いしたとおっしゃっていました。
時々、とあるサイトに多ければ多いほどいいと書いてあるところがありますが、それは間違いですよ。
エージェントのプロからお伝えしますと、多すぎると混乱します。
紹介できる病院は、そう大差はないのです。
そして、3社程は転職サイトに登録した方がよい大きな理由は、エージェントとの相性があるから。
選び方としては、大手さんと大手さんじゃない企業を選ぶことをオススメします。
自分がエージェントをやっていた時に感じたのですが、大手さんと子会社?というか、大手じゃない会社さんのエージェントの動き方が違うのです。
人によるかもしれませんが、大手さんの良さは、情報を社内でたくさん持っているところでもありますが、組織の分、小さい企業の方が動きが早い、フットワークが軽いところがあって、情報を早く出してくれたりもします。
考えてみてください。
大手=登録数が多い (それから会議も多い・・・)
タイミングもありますが、どうしても、動きが遅くなってしまう事もあります。
それぞれに良いところがあるので、エージェントとの相性と、求人を提供してくれる提案のタイミングで選ぶとよいでしょう。
まずは3社~5社程登録し、最終的には、自分に合った求人をご提案してくれる相性の良いエージェントにお願いする事がお勧めの活用法です。
【医師・ドクターの年収】お給料アップする方法まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よほど貰っているワケではない限り、お給料アップは望めます。
いろいろ希望はあると思いますが、どこの病院も医師を求めていますし、大事なのは人柄重視です。
エージェントとの良好な関係を築いておくこともキーポイントです。
以下、年収アップまとめです。
①医局から民間へ出たら、基本お給料は上がります。
②すでに民間から民間へのお給料アップも、先生のスキルや働き方次第で望めます。
<具体例>
・訪問診療の勤務を可にする
・当直日数を増やす
・勤務日数をあと0.5日増やす(週4日だった方は週4.5日勤務)
・院長募集に応募してみる
・都心からすこし離れた勤務先をさがしてみる
・アルバイトをする
③評判のよいプロのエージェントに給料アップの交渉をしてもらう。
自分の年収がどのくらいになるのか、まずは実際にエージェントさんに相談してみるのもよいと思います。
登録したからと言って、転職しなけければいけないという訳ではないので安心してくださいね。
この記事が、これからの先生の人生のお役に、少しでも立てますと幸いです。