女性営業マンって、得なこともあるけど、困った事に遭遇する事もありますよね。
よい事と言えば、男性よりアポイントメントが取りやすい事。
困った事は、お食事等お仕事を超えたお誘いが多い事など、女性営業マンの多くが経験するところだと思います。
そんな時の私の対処法や、マインドセットについてお伝えしていきます。
みなさんの経験と照らし合わせて、少しでもお役に立てたらうれしいです。
女性の強みを生かせる営業というお仕事
女性が営業に向いている理由
女性は、営業に向いているとよく聞きますが、本当でしょうか?
はい、本当です。
私も社内で、男性社員の皆さんによく言われる事です。
実際に、男性社員と比較しても、新規アポイントメントが取りやすいのが最大の強みです。
その理由についてまとめました。
◎アポが取りやすい理由
- 女性特有のきめ細やかさと共感力。
- 新規架電によるアポイントメントも、営業マンが女性だとお客様が警戒しない。(男性営業マンには押し切られそうな恐怖感がある。)
- 女性は、お願い上手。
- 男性のお客様は、本能で女性営業マンを邪険にしにくい。(日本男子の優しさでしょうかね。。)
- 女性はメンタルが強い人が多いので、断られても傷つきにくい
他にもたくさんあると思いますが、女性ならではの特権を生かして、たくさん新規アポを取ってまいりましょう♪
女性営業マンの悩み
私が日頃感じている事や、女性営業マンの仲間に聞いてみると、だいたいお悩みは同じでした。
そのお悩みと対策法について、まとめました。
- 体力がきつい
- 社内の人間関係
- 家庭との両立
- 男性お客様からのお誘い
- 社内でのセクハラ
上記、お悩みの中で、特に私が意識している事を、以下にご紹介していきます。
1 体力
体力に関しては、商談時の荷物が重たい、外出による体力消耗などが値すると思いますので、私の場合は、カート付きのバックを併用して資料の数や重さによって、つど使い分けします。
それから、営業は体力が消耗しますので、日頃から、適度な運動で筋力をつけ、疲労軽減する身体作りにより、カバーをしていきましょう。
2 社内の人間関係
人間関係に関しては、ライバルである営業の先輩や同僚と、営業を支援してださっている一般事務の方との関係性があります。
中には、メリットのある上司にだけ丁寧に対応し、同僚や事務さんへ態度が横柄になってしまう人がいますが、メリットだけで人を使い分けると、困った時に誰からも助けてもらえなくなってしまいます。
役職のついた上司にも言える事ですが、人格者程、誰に対しても態度は同じで、自分の地位以下の人にも丁寧な対応をされています。
トップになってからも、誰に対しても、同じように謙虚に接していきましょう。
3 家庭との両立
家の中では、がんばりすぎない事が、仕事と家庭の両立の大切なポイントになってくると思います。
まじめな人程、出来ない事で自分を追い詰めてしまいますが、営業しながら平日も家事、特に毎日の食事を作れる事が、逆に素晴らしい事だと思います。
普通でいいのです。
出来ないのはおかしいではなく、普通だと思って大丈夫。
我が家のケースですが、最初は私も毎日食事を作って営業という仕事をこなしていました。
しかし、次第にストレスが溜まり、仕事のパフォーマンスも下がり、家族との関係もギクシャク。
そこで、割り切るようになって、基本、平日は毎日の食事は出来ません宣言をしてからは、とても楽になりましたし、家族も、私がイライラしなくなったので楽になったそうです。
つまり、
平日は家事ができなくて当然という環境作りをしていると、旦那さんがそういうものだと理解してくれるようになりました。
その代わり、週末には美味しい手の込んだ料理などを作って、平日の分をしっかりカバーしましょう。
最初は心苦しかったのですが、まずは自分が、出来ない事はできないと当然意識を持つことで、家族も同じ方向へ向いてくれるようになりました。
そして、どちらかというと、大変なのは社内だと思います。
とてもキツイ事実をお伝えしますと、既婚者も独身者も、お子さんがいる方もいない方も、お給料体制が同じだと、基本、他の同僚の皆さんは、立場が同じ為、「時間も仕事量も自分たちと同じでしょ」と考えています。
ですので、例えば「子供がいるので出来ません」が続いてしまうと、本人へは、直接みんな言えませんが、なんとなく居心地が悪くなってしまう雰囲気を感じる時が出てくると思います。
「なぜお給料体制同じなのに?!」という声が密かにあがってくるのです。
そんな時の対策は、
『自分ができない事以外で、カバーする事』が、職場の調和環境を整える秘訣です。
いつも犠牲になってもらっている人(助けてもらっている人)が、お仕事上で苦手な事や、その人が便利であろう資料等をまとめてプレゼントしたり、考えるとできることはたくさんあります。
気を使うのではなく、気を配る事を考えてみてください。
私の周りの例ですが、同僚に子育てママさんがいます。
子育てママにとって、休日出勤は難しいのですが、どうしても出勤しなければ仕事上支障が出る時もありますよね。
その女性は、自分の代わりに、週末出勤してもらったり商談へ行ってもらった仲間や先輩へ、その人が役に立つであろう資料を作ったり、相手が助かるだろうなという事を予測して提供していました。
そうする事で、良好な関係性が築けていましたので、もし悩んでいる方がいたら参考にしてみてください。
日ごろから「いつもありがとうございます。〇さんのおかげてなんとか頑張れています」と感謝の気持ちを伝えるだけでも、周りは協力してくれますので、少し大げさなくらい、ありがとうを伝えてみてください。
4 男性お客様からのお誘い
営業をしていて、ラポール(信頼関係)ができ、仲良くなればなるほど、男性のお客様から、お食事の誘いの機会が増えます。
「お客様とは仲良くしたい、けれどもお食事はしたくない」
「仕事とプライベートはきちんと分けたい」
そんな思いをされた経験がある方も多いのではないでしょうか。
ましてや、お誘いを断ると、その方からのご紹介や、お買い増し、更新の機会が減ってしまうので、我慢してお誘いを受けた事がある方が多いと思います。
わたしも、そのような経験があります。
実際、断ってから疎遠になり、成約のチャンスは減ってしまった事もありますが、それでもしっかり、この仕事を続けていくためにも断る勇気を持ちましょう。
5 社内セクハラ
私の場合は「社内に通報しますよ~」と、まずはカジュアルに言っています。
職場環境でギクシャクさせたくないので、軽いうちはこの言い方である程度おさまります。
それでもおさまらない時は、次に「〇さんに言いつけますよ~」と言って、みんなに話し、その人がセクハラをしている事を笑いに変えます。
すると本人は、この人にセクハラをすると笑い物にされるという認識になり、やらなくなってきます。
それでも止まらない深刻な場合は、社内のコンプライアンス部門に相談しましょう。
でもお客様には「やっぱり断りにくい」時の言い方
ここでポイントになるのが、お誘いを受けた時の、上手な断り方法を準備しておくことです。
私の場合はベーシックではありますが「お誘いありがとうございます。うれしいです。でも残念なのですが、この後、もう一軒商談がありまして●時に~へ行かないといけないんです」と一番多くお伝えしていますが、仕事以上の異性を意識されてのお誘いには次のようにお伝えしていました。
「せっかくお誘いいただいたのに残念なのですが、弊社はルールでお客様との食事に上司同席が義務付けられていて、常に社員は勤怠上GPSで管理されているんです」
この言葉は、相手をえらばないと失礼になりますので、食事のお誘いが強めで断れない雰囲気の時には有効だと思います。
実際私は、この言葉で「課長も来るのはちょっとやだな・・・」と言われ回避することができました。
先に、課長許可は取っておいて使ってくださいね(笑)
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女性営業あるある まとめ
特に悩みに関しては、営業職という個人事業主的要素のある分野がゆえ、出来ない事は出来ないと割り切るマインドセットも必要だと思います。
お客様のお誘いを断って成約率が下がってしまうなら、そのお客様は諦めて、新規獲得にエネルギーを使いましょう。
嫌な事はがんばりすぎない、手放すマインドセットも女性営業マンにとって大切なスキルではないでしょうか。