こんにちは!
元予防医学アドバイザーのあいです。
突然ですが、会社員の平均昼食代っていくらだと思いますか?
年々多少の前後はありますが、1日500~600円なのだそうです。
詳細についてですが、新生銀行さんが調査した結果、男性が、2019年は555円、2020年は585円、女性は、2019年は581円、2020年は583円でした。
ランチのコストを下げたいという思いから、お弁当持参の人が全体の34%で、あとは、スーパーやコンビニ、社員食堂の利用に続き、外食をしている方は全体の16%という結果に。
お弁当を持参できる環境ならよいのですが、営業マン等は、外出も多く、なかなかお弁当持参というわけには行きませんよね。
かつての私もかれこれ10年近く、営業マン人生だったので、9割がお昼は外食でした。
しかし、1日500~600円くらいで食べられるランチのお店は、限られてしまいます。
思いつくのが、マックなどのファーストフードや、牛丼屋や立ち食い蕎麦に、日高屋さんなどの格安チェーン店。
どれも、一人で女性が入りにくくて、その際頻繁に利用していたお店が、サイゼリヤさんでした。
サイゼリヤのワンコインランチ、特に目玉焼きが乗ったハンバーグがとっても美味しくて、大好き♡
皆さんの中には、
提供できるの?
添加物がいっぱい入っているんじゃないの?
中国産ばかりなのでは?
と、不安に感じている方も、多いのではないでしょうか。
という事で、今回は、サイゼリヤが安い理由や、安全性と危険性について、気になる添加物の量に至るまで、元予防医学アドバイサーだった私が、健康の視点から徹底調査してみました。
きっと、お見終わった後に、明日からのランチを見直すきっかけになると思いますので、最後までお読みくださいね。
サイゼリヤが安い理由①理科系の合理的戦略
その為、失敗を恐れず、実験や研究を行い、さまざまなデータを取り、課題を見える化=数値化する事によって、無駄を省く経営をする事が実現し、結果コストダウンにつながっています。
たとえば、最近では、おいしい料理をお客様に提供する為に、脳波と味覚の研究を行っています。
これは、現在の社長、堀埜一成(ほりのいっせい)さんの戦略によるもので、脳波研究によって、味の好きの度合や、ストレス度合などを数値化することで、美味しくないメニューを提供しないで済むようになります。
つまり、おいしくないものをうっかり出して、ロスが出る事を回避した、管理システムが確立し結果的にサイゼリヤが安さを維持できることに繋がっています。
また、理科系ならでは合理的戦略で、揚げ物は「手間がかかるからやらない」のです。
たしかに揚げ物ってなかったな。
老人には揚げ物が胃にもたれるからうれしいのう
サイゼリヤでは、お料理の香りを大事にしているので、まず酸化臭のつく揚げ物はやらない事で、フライヤーの掃除にかける時間のロスをなくしているのも、合理的な戦略です。
誰が作っても、品質高い料理が提供できるように、調理の工程が、理系のアタマで設計しつくされているそうです。
たとえば、調理は、とことんマニュアルが定型化しているので、キッチンには基本1名だけが入ります。
1人で多くの料理が作れるようなっていて、5分程で、約10品もの料理を出せるように仕組みが出来ている事からも、人件費を抑えながら、リーズナブルな料理を提供できています。
でもね、おじいちゃん。
サイゼリヤでは、ほとんどレンジは使っていないのです。
たとえばパスタは、注文を受けてから茹でているからおいしいんですよ。
さらに、厨房では、ハンバーグなどの焼き物はグリルに入れるだけ、サラダはドレッシングをかけるだけ等、サイゼリヤでは時間のかかる包丁は使っていない事からも、早く料理が出せるのだそうです。
じいじが、じじいだから、そんな鮮度の悪い物を、出しおってからに~!けしからん!
その秘密も、理系ならではの経営戦略にあるのです!
野菜の鮮度の秘密は独自の自社農場に秘密があります。
野菜の鮮度にこだわり、福島県白河市にあるサイゼリヤの自社農場では、緻密なデータを分析した結果、摂氏4度をキープすると、切っても鮮度が落ちにくいのだそう。
そこでサイゼリヤは、農場での温度も、収穫時も、収穫した後もすぐ4℃の状態を保つよう工夫をしているから、私たちの口に届くまで新鮮なお野菜を頂く事ができるのです。
サイゼリヤが安い理由②食材は独自ルートで開発管理
サイゼリヤは外食業において「製造直販業」を目指し、レタスやトマトなど、自社農場で栽培をしています。
自社で、栽培・収穫から加工、調理まで一貫して行う事で、サイゼリヤに必要な品質をコントロールでき、さらに価格を抑える事ができます。
具体的には、レタス等は、種の段階からデータを分析、開発し、品質を改良する事で、普通のレタスよりも5倍の量とれるような高効率レタスを開発したり、トマトはカットしても液だれしない品質を独自で開発しコストダウンをしているのも、理系経営ならでは。
さらに、創業して50店舗を超えた1993年頃から、イタリアからワインの直輸入を開始し、その後スパゲッティ、オリーブオイル、プロシュート(生ハム)、チーズなどもイタリアで開発、輸入しています。
食品衛生法をはじめとする法規制に則り社内・社外での検査を実施し、品質の安全を確認しています。加えて重要な食材に関しては自社より専門家が産地へ赴き、品質の管理方法などの確認を実施しています。
また、サイゼリヤでは自社・他社での生産に関わらず、生産工程においてリスク要因を取り除き、安全な食品の生産を維持するように定期的な点検・査察を行っています。
サイゼリヤオーストラリア工場は、オーストラリア国家機関より最優秀評価にて認証を受けています。
サイゼリヤが安い理由③必要ないものをカットし、効率化
「いらない」をただ省いているのではなく、これも緻密に計算された経営戦略なのです。
どんな『いらない』が省かれているのでしょうか
・チラシや宣伝・広告費にお金をかけず、その分、お客様に還元するのが、創業当時から方針である
・創業者の正垣氏は、移動はいつも新幹線は自由席、飛行機はエコノミーに乗り、出張費を抑え、お客様に還元。
・役職を減らし各々に担当を持たせ、専門性を伸ばす事で、生産性がアップ。
・衛生面も数値化し、店舗の清掃を、掃除機を辞め、フロアモップに切り替えたところ、清掃時間が1時間から30分に短縮。
・創業者の正垣氏は、会議を辞めて、1対1の対話と、7人以内の討論を行う。
会議をやると多数決になりがち、会議やっても効果は全然ない為。
これを知ると、安くできる理由に納得して、安心しますよね。
サイゼリヤが安い理由③調理場を縮小し、客席を増やす事で利益率アップ
2015年から、サイゼリヤでは、調理場の面積を半分にした店舗の導入を広げています。
店舗全体の面積を変えず、調理場の面積を縮小する事で、客席を増やす事ができます。
厨房も店舗全体の面積も小さい店舗も広げていければ、テナント料や土地購入費、建設費など、コスト削減が出来る事から良い事ずくし。
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