失敗談に学ぶ、失敗しない医師転職・転職に失敗する人と成功する人の違い

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「転職しなければよかった」

「この転職はもしや、失敗かも。。。」

など、転職した後に後悔するという事は絶対に嫌ですよね。

こんにちは!あいです。

今回は、元プロのドクターエージェントかつ現在、経営者や開業医の皆さんにメディカルアドバイザーとしてライフアドバイスをしている私が、失敗しない医師の転職についてお伝えします。

医師たちの転職先失敗談・失敗例

勢いで転職したけど、私の思った環境と違っていたような・・・この転職は失敗だったかも。

・院長との人間関係が嫌で、勢いで辞めてしまったけど、やりたい事と違っていた。

(50代 消化器内科 男性医師)

・精神科指定医を取得できるって聞いたけど、入職したら、思春期の症例がなかった。
(30代 精神科医 男性)

・精神科指定医をすぐ取得できるって聞いたのに、症例数が少ない上、少し先に入職した上級医が先という事で後回しにされてしまった。
(40代 転科 女性医師)

・当直なしって聞いていたのに、結局入職した後、断れず条件がかわってしまった(30代 女性医師)

・高額希望で転職したら、当直月5回、オンコールも多く、さらに夜間の救急外来も多いところだった(30代 内科医 男性)

・寝当直だと聞いていたのに、難しくないからと外科的な、いわゆる専門外の事まで要求される病院だった。(30代 内科医 女性)

・病院経営悪化のしわ寄せがきてしまい、人も辞めはじめ納得のできる仕事が出来ていないと感じるようになりました。不採算の科目は閉めた方が良いというような意見も出てきて、これならきちんと経営状態を調べてから転職すればよかったです。(50代 内科 男性)

転職活動を始める時は、勢いにならないよう、自己がやりたい事を明確に分析してください。

マインドマップで自己分析をしたり、マンダラチャートで目標設定する事で、頭と心の中の整理ができます。

※マインドマップ トニー・ブザンが提唱した思考・発想法の一つ。頭の中で起こっていることを目に見えるようにした思考ツール
※マンダラチャート 大谷翔平さんも実践した目標達成シート

また、転職サイトの閲覧やスカウト機能を活用し、多くの求人情報を見ておく事で、合っていない職場に焦って決めてしまうという、飛びつきを防ぎ、「本当に自分が求めている仕事」をより具体的にイメージできるようになります。

更に、自己分析をしておくことによって、自分の潜在意識によって導かれ、より貴方に合った職場とマッチングする可能性が高まります。

転職に失敗する人と成功する人の違い

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これからのキャリア設計の為に、思い切って転職しても、以前の環境よりも悪化してしまい、転職に失敗してしまう人もいれば、これまでの苦労が嘘のように毎日が充実し転職に成功され、中にはその転職が転機になり大きな飛躍をとげられ、幸せに満ち溢れる生活へと変化したドクターもいます。

失敗する人と成功する人の違いは一体何が違うのでしょうか?

わたしがこれまで、プロのエージェントとして医師の転職を支援してきた経験と、現在開業医や経営者のメディカルアドバイザーとして、10年程携わってきた中でリサーチした転職に成功する人の共通点をお伝えします。

転職に成功した人が意識して行っている事 5選

①自己分析をする

②転職する理由を前向きにする

③面接をする病院の情報を、しっかり把握しておく

④まずは3年先5年先のビジョンを見据えて、職場を決める。入職してからがスタートです。

⑤条件を変えられないよう、自分一人で行動をしない なるべく第三者に立ち会ってもらう

自己分析をする

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転職活動をする時に、年収や勤務日数等、条件を絞って病院を探している先生が多いかもしれません。

しかし、条件だけで絞ってしまうと「本当に自分に活躍できる職場」との出会いを逃してしまう事あります。

経験やスキルを生かせる職場かどうかを軸にして、まず自己分析をすることで、これまで視野に入れていなかった事に気づくことがあります。

「本当は〇〇がやりたかったのに」
「前の職場は、忙しかったけど、やりたい手技の機会がたくさんあった事がよかった」等、次の職場ではないものが、もしかしたら今の職場にあるかもしれません。

本当に辞めていいのか、本当に後悔しないのかをじっくり考える事が失敗しないポイントとなります。

自己分析のポイントは、大谷翔平さんも書いていた『マンダラチャート』に書き出してみると良いと思います。

目標設定をして、その目標に向かっていく為にいったい自分は何をしたらよいのか?という事が視覚より明瞭になります。

その目的の中に転職があり、その転職をしたい理由の中に次の職場がイメージできるのであれば成功に近いと思います。

転職する理由を前向きにする

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先生は、なぜ、転職したいのですか?

「友人が週4日勤務で羨ましいから。」

「当直に疲れたから。」

「人間関係が悪かったから。」

「やりたい業務内容じゃないから。」

「病棟管理が嫌いなのに多いから」

等、勤務内容や労働条件に関する不満があったりと本音では、様々な思いがある事と思います。

いいのです。

気持ちや思いは、自由でよいのです。

しかし、だけではなく、奥底にはその中に、先生のやりたいが必ずあると思います。
そこを見つけてみてください。

なぜ、週4日勤務にしたいのか=勉強をしたいから 家族との時間を大事にしたいから
なぜ、当直が嫌なのか=疲れて、普段の勤務に集中できないから。

ミスを絶対にしたくないから。

なぜ、病棟管理が嫌なのか=自分は外来で患者さんと快活なコミュニケーションを取りたいから。入院になる前に、患者さんの健康を守るアドバイスをしたいから。

等、『ない』事にではなく、『ある』という事に心の目を向け、考えてみてください。

そして、院長面接の時に聞かれたら、~をやりたくないからではなく、前向きな理由でこの条件を希望していますと伝えてください。

面接をする病院の情報を、しっかり把握しておく

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1週間の外来数や、病棟管理のコマ数、常勤の医師の平均当直回数、当直の体制、そして院長先生の人柄や、自分が希望している条件を経験している医師がその中にいるのか等、事前に情報を収集しておくと、入職後の乖離が少なくなります。

また、救急指定の病院かどうか(救急指定の病院場合の当直は寝当直ではない。急患を受け入れたり、夜間でも緊急手術があったり)
看護配置(病床数・看護師数)の状況(病床数と看護師数)
スタッフの雰囲気
離職率などもわかるとなおよいでしょう。(なぜ、前の医師がやめてしまったか)

しかし、それをすべて自分で調べるのは大変です。

その為にプロのエージェントという存在があります。

まずは、3年先5年先のビジョンを見据えて、職場を決める。

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出来る人は10年後のビジョンを見て、逆算して行動をしていると言われています。

私は現在、多くの職種の経営者の皆さんと、毎日お話をしていますが、医師にかかわらず、責任ある立場にあり成功されている方の共通点は、10年先の未来を逆算して、『ではそうなるには、今何をしたらよいのか』という事を考えて行動する方と、直観力がすぐれていて、すぐに行動する人の2パターンあると思います。

しかしながら、多くの人は直観力に優れているわけでないので、少なからず、3~5年後の未来の自分を見据えた目標設定の上での逆算の行動をされるとよいでしょう。

その中に現在の仕事があり、職場があります。

今の職場は3年後、5年後の未来の自分にとって、どうなのか?!という視点で行動へ移してください。

条件を変えられないよう、自分一人で行動をしない
なるべく第三者に立ち会ってもらう

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『面接時の理事長・院長や、院内見学をした時の所属診療科部長の雰囲気もよく、希望していた条件に副っていた為、これからの楽しい未来に心躍らせ、入職をすぐに決めました。しかし、半年も経たないうちに、その期待も打ち砕かれ…』

なんてことも、少なからず存在します。

「入職してみたら、面接の時に聞いていた労働条件、給与額と違っていた。特に給与が想定していたより低いのは、つらい……。」

「入職する前に聞いていたの話と、実際に入社してから聞いた専門医取得(指定医)へのステップアップのスピート、期間が違っていた。」

「働き始めてみると、面接時に言われていた勤務内容と大きく違うところがあり、徐々に収入も減らされてきている」

こうした失敗を防ぐためには、内定が出てから入職するまでの間に労働条件通知書をもらってチェックすることが大切です。

通知書には、勤務地や仕事内容、休暇、賃金、退職などについて明記されていて、これを労働者に交付することは雇い主の義務になっています。

file:///C:/Users/Owner/Pictures/TDr 内定通知書.pdf

※これは、実際に出された内定通知書です。

あまりよい例ではないので、足りないところを赤で記載しています。

TDr 内定通知書

※クリックすると大きく表示
必要事項の記載が少なく、省いている項目が多いので注意しましょう。

口頭での説明だけで、労働条件通知書や労働契約書等の労働契約の内容を記載した書面がなく、口頭での約束は、後で、労働条件の説明を「言った」、「言わない」の世界になってしまい、トラブルの元です。

そうならない為に、回避できることは、面接の場に第三者を同席してもらう事です。

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しかし、第三者と言っても、友人や家族を連れていくわけには行きません。

トラブルにならない為に、半数以上のドクターが転職の際に利用しているのが、プロのドクターエージェントの方です。

第三者を立てるとなると、お金がかかるように感じる方もいるかもしれませんが、全て無料で対応してくれます。

先生方が見落としがちな、労働条件の記載も、チェックしてくれますので安心して任せられるでしょう。

転職に失敗しない為にやってはいけない事

①勢いで辞めてから転職活動しない

②1つの面接だけですぐに飛びつかない

③断れない相手に、転職支援のお願いをしない

④医師というプライドを持ち、上から目線のプライドは持たないこと

⑤全ての条件を、満たす為に、条件を押し付けないこと 妥協点もきちんと決めておく

勢いで辞めてから転職活動しない

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ドラマの世界のように、上司と喧嘩して啖呵を切って「もうやめます!!」という事はなるべく避けましょう。

理由としては、次の転職先を焦って決めてしまいがちになります。

そしてさらに、採用側も、「この先生、何かあるのかな?周りとの調和がとれるのかな???」と不安になってしまい、もし、その採用枠が人気のある求人の場合、不利になってしまう為です。

なるべく、慎重に進めていきましょう。

ただし、心身が壊れるくらいのブラック病院である等理由が明確の時は状況が別です。

先に退職した誠実な理由があれば問題ありません。

1つの面接だけですぐに飛びつかない

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何でもそうですが、気持ちのテンションがあがっている時の判断は、誤差を起こす事があります。

みなさん、人生の大きな変化の時ですから、高揚しています。

そんな時こそ冷静に判断する事が大切です。

わかりやすい例に例えると、結婚も同じです。

世の中に、ビビビッ♡!!はゼロではないですが、飛びついて永遠の愛を誓っている人は少ないと思いませんか(;^_^A。。

恋愛の場合は、感性が磨かれますし、書面関係なくやり直しができるので、よいと思いますが、書類が間に入るものというのは、丁寧に進めていかないと、いろんなところで傷がついてしまいます。

飛びつかず、比較検討して貴方の大切な人生の選択をしてくださいね。

断れない相手に、転職支援のお願いをしない

女性『私が〇病院の院長やっている先輩に聞いてあげるわよ!遠慮しないでね!』
男性『当直なしとか言いにくいな。。お給料もあと200万アップしたいけど・・・』

知人の紹介、上司の紹介で面接を設定していただくと、後で、トラブルの元です。

友人を無くす経験をされる方も少なくないでしょう。

「面接へ行って、思った感じと違っていた、希望していた条件と違っていた」となっても、知人や上司の顔に泥を塗ることにもなるので、断りにくくなります。

せっかく新しいスタートを晴れやかにしようと思っても、もやもや就職する事につながります。
また、入った後、過酷な状況だとしたら、紹介してくださった知人の方との関係もギクシャク。。
そうなってしまった方の例をたくさん見てまいりました。

転職成功の秘訣は、利害関係のない相手からの紹介がお勧めです。

例えば、医師が病気になった時、自分の知り合いにお願いしたくないですよね。

「細かい事まで知られたくない、噂が広がる、治療方針に不安になっても後で断りにくくなる」それと同じですよ。

師というプライドを持ち、上から目線のプライドは持たないこと

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医師という仕事に、真の誇りと責任を持たれている方は、決して上から目線な態度をお取りになりません。そして謙虚なお姿に、いつも脱帽しています。本当に、とてもかっこいいです。

つい先日も、とある眼科の開業医の先生の担当をさせていただいているので、外来後の19時頃に伺ったら最後のお客様対応を終え、外来後は取材が相次ぎ、その後MRさんたちが何組も待っていて、さらに私との契約、たくさんある書類の記入に22時過ぎになってしまいましたが、S先生、疲れているはずなので嫌な顔一つせず、プロと言う立場で終始笑顔で対応してくださいました。

とても患者さん始め、MRさんの間でも評判がよい先生です。

そんな人柄よいの先生の周りには多くの人が集まって来ています。

別日にまた伺ったところ、オペ後のお疲れの中、最後の患者さんがお車に乗って見えなくなるまで、院長自らが、寒空の中、見送られていて、「ああ~こういう人が世の中から必要とされ、人生を成功させるのだな」と、その姿勢に感銘を受けました。

素晴らしい人生を送っている方は、常に謙虚で、対等な立場でいてくださろうとしています。

全ての条件を押し付けないこと 妥協点もきちんと決めておく

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希望は自由ですので、妥協しないでください。

ですが、全ての条件がそろうとは限りません。

自分の主張ばかりしてしまうと、双方が良好な関係をもってお仕事をすることができなくなってしまいますので、必ず妥協点だけは用意しておかれてください。

要望をたくさん押し付けてしまうと、求人自体を取り下げられてしまう事もあります。

「この病院、医療機器は素晴らしいから、あとはお給料がよかったらぜひ入りたいのに。。」
という状況の時、双方の希望を近づけてくれる存在が、転職エージェント(ドクターエージェント)の役割です。

これは実際の私の経験ですが、とある北海道の医師の面接に老年内科の専門の医師をお連れした際、病院側は「ぜひY先生に来ていただきたいです!」との言葉をいただき、一生懸命条件を調整してくださいました。

他病院と比較しても、かなりの好条件です。

Y先生も「気に入りました。ここで働きます」と決断してくださった後、Y先生からの要望が徐々に高くなっていき、「もっとお給料を上げてほしい、もっとこうしてああして~」が続き、最初は事務長も頑張ってくださっていたのですが、だんだん懸念されるようになり、「この先生、入職してからみんなとうまくやっていけるのだろうか。内定を見送ろうかと思っている」と、等々雲行きが怪しくなってしまいました。

そんな状況を知るまでもなく、それでもなお、Y先生の要望はとまりません。

私は、先生の要望がとても多いながらも希望に副いたいという思いから、希望のエリアはもちろん、希望していない近隣のエリアまで、先生の条件に限りなく近いところをととにかく片っ端から探しましたが、「もうこれ以上はない、ここでこの病院に断られたら、先生も希望と大きく乖離してしまう結果にしかならない」と言う事がわかり、意を決して先生へ伝えました。
🙁 「先生!それ以上の要望は通りません。これ以上ご要望をおっしゃると、病院側が懸念され、壊れてしまいますよ!( ;∀;)」と。

Y先生は、はっとされたのかすぐに「愛さんがそういうなら、そうだと思います。この条件で働きたいと思います」とおっしゃっていただきました。

Y先生との信頼関係があってこそ、伝えられた事です。
嘘をつかないで、時に厳しい状況であることも伝えなくてはならないのがエージェントの務めでもあります。
でも、医師に言うのは、なかなか…とても言いにくかったですけどね、、

後日、事務長に「愛さんだから、あの先生にそこまではっきり言えて、愛さんだから先生も聞き入れたんだね」と言われました。

Y先生は今でも、北海道でご活躍です。

まとめ

失敗談から学ぶ、転職に失敗しない方法のお話しでした。

求人に飛びつかず、まずは転職サイトを閲覧して、世の中の条件はこういう感じなのかというところから情報収集されるとよいと思います。

いざ、求人を収集する際は、多くが非公開ですので、希望を伝えてください。

私のように、希望をお聞きした上で、先生の為に求人を探す、いわゆるテーラーメードエージェントが多く存在します。改めて病院に探す動きをしてくれるエージェントたちです。

そして、入職後の勤務条件の乖離というトラブル防止にも、エージェントがお役に立ちますので、是非活用されてみてください。

信頼できる紹介会社でのドクターエージェントの活用は「100理あって1害なし」だと思いますよ。